「2024.10月」

 ■8月の月例経済報告<我が国経済の基調判断> 「景気は、一部に足踏みが残るものの、緩やかに回復している」  ・・・内閣府2024.8.29
 【ポイント】 景気は、このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復している
  • 生産は、このところ持ち直しの動きがみられる
  • 設備投資は、持ち直しの動きがみられる
  • 企業収益は、総じてみれば改善している  
  • 企業の景況判断は、改善している
  • 倒産件数は、増加がみられる
  • 雇用情勢は、改善の動きがみられる
  • 個人消費は一部に足踏みが残るものの、このところ持ち直の動きがみられる
  • 消費者物価は、緩やかに上昇している
  • 国内企業物価は、緩やかに上昇している
  • 先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される
  • 但し、欧米における高い金利水準の継続や、中国における不動産市場の停滞の継続に伴う影響など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっている
  • また、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある 
  • 住宅建設は、おおむね横ばいとなっている 
  • 公共投資は、顕著に推移している     
  • 輸出は、おおむね横ばいとなっている
  • 輸入は、おおむね横ばいとなっている
  • 貿易・サービス収支は、赤字となっている
  • 世界の景気は、一部の地域において弱さがみられるものの持ち直している
  • 日経平均株価は、37,600円台から31,400円台まで下落した後、38,200円台まで上昇した
  • 対米ドル円レート(インターバンク直物中心相場)は、153円台から144円台まで円高方向に推移した後、148円台まで円安方向に推移し、その後144円台まで円高方向に推移した
  • ◆7月の新設住宅着工戸数 総着工戸数 前年同月比0.2%減、3ヶ月連続の減少 (国土交通省2024.8.30)
  • 7月の住宅着工戸数は、68,014戸で、前年同月比-4.8%と3ヶ月連続の減少となった
  • また、季節調整済年率換算値では、77.3万戸(前月比-1.0%)となった
  • 分譲住宅は、前年同月比-4.8%と3ヶ月連続の減少、その内、一戸建住宅は、同-9.9%と21ヶ月連続の減少
  • マンションは同+4.7%と先月の減少から再び増加となった   
  • 貸家は、同+4.6%と3ヶ月ぶりの増加、持家は、同-4.0%と32ヶ月連続の減少となった
  • 地域別に見ると、総着工戸数で、首都圏では前年同月比+5.6%、中部圏同-2.9%、近畿圏同-0.1%、その他地域同-4.2%となっている
  • 令和6年路線価:京都府内 3年連続上昇前年比+2.4% 京都市の商業地+8%前後 東山区12.9%上昇し、10年間で2.8倍の伸び。(大阪国税局)
  • 令和6年都道府県地価 全用途で1.4%up、3年連続 訪日客の増加や円安による海外マネーの流入が影響した
   ■景気ウォッチャー調査(8月の動き)・・景気は、緩やかな回復基調が続いている 
    先行きについては、価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている (2024.9.9.)
 
 <参考:月間不動産フォーラム21、近畿レインズ、京都新聞ほか>                  by kyoto−net