「2024.7月」

 ■5月の月例経済報告<我が国経済の基調判断> 「景気は、このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復している」  ・・・内閣府2024.5.27
 【ポイント】 景気は、このところ足踏みもみられるが、緩やかに回復している
  • 生産は、一部自動車メーカーの生産・出荷停止の影響により 生産活動が低下していたが
  • このところ持ち直しの動きがみられる
  • 設備投資は、持ち直しの動きがみられる
  • 企業収益は、総じてみれば改善している  但し、製造業の一部では一部自動車メーカーの生産、出荷停止による影響がみられる
  • 企業の景況判断は、改善している
  • 倒産件数は、増加がみられる
  • 雇用情勢は、改善の動きがみられる
  • 個人消費は、持ち直に足踏みがみられる
  • 消費者物価は、緩やかに上昇している
  • 国内企業物価は、このところ緩やかに上昇している
  • 先行きについては、雇用・所得環境が改善する下で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復が続くことが期待される
  • 但し、世界的な金融引締めに伴う影響や、中国経済の先行き懸念など、海外景気の下振れが我が国の景気を下押しするリスクとなっている
  • また、物価上昇、中東地域をめぐる情勢、金融資本市場の変動等の影響に十分注意する必要がある 
  • さらに、令和6年能登半島地震の経済に与える影響に十分留意する必要がある
  • 住宅建設は、弱含んでいるる 
  • 公共投資は、顕著に推移している     
  • 輸出は、持ち直しの動きに足踏みがみられる
  • 輸入は、おおむね横ばいとなっている
  • 貿易・サービス収支は、赤字となっている
  • 世界の景気は、一部の地域において弱さがみられるものの持ち直している
  • 日経平均株価は、38,400円台から37,600円台まで下落した後、39,100円台まで上昇した
  • 対米ドル円レート(インターバンク直物中心相場)は、154円台から157円台まで円安方向に推移した後、154円台まで円高方向に推移し
  • その後、156円台まで円安方向に推移した
  • ◆4月の新設住宅着工戸数 総着工戸数 前年同月比13.9%増、11ヶ月ぶりの増加 (国土交通省2024.5.31)
  • 4月の住宅着工戸数は、76,583戸で、前年同月比+13.9%と11ヶ月ぶりの増加となった
  • また、季節調整済年率換算値では、88万戸(前月比+15.8%)となった
  • 分譲住宅は、前年同月比+16.5%と4ヶ月振りの増加、その内、一戸建住宅は、同-14.4%と18ヶ月連続の減少
  • マンションは同+69.0%と4ヶ月ぶりの増加となった   
  • 貸家は、同+20.6%と先月の減少から再び増加、持家は、同-3.9%と29ヶ月連続の減少となった
  • 地域別に見ると、総着工戸数で、首都圏では前年同月比+11.7%、中部圏同+11.1%、近畿圏同+31.8%、その他地域同+9.4%となっている
  • 令和6年路線価:京都府内 3年連続上昇前年比+2.4% 京都市の商業地+8%前後 東山区12.9%上昇し、10年間で2.8倍の伸び。大阪国税局
   ■景気ウォッチャー調査(6月の動き)・・景気は、緩やかな回復基調が続いているものの、このところ弱さがみられる また、令和6年能登半島地震の影響もみられる
    先行きについては、価格上昇の影響等を懸念しつつも、緩やかな回復が続くとみている (24.6.10.)
 
 <参考:月間不動産フォーラム21、近畿レインズ、京都新聞ほか>                  by kyoto−net